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1996年2月、『ポケットモンスター 赤・緑』がゲームボーイで発売されました。横160ドット、緑の4階調で描かれた画面です。それから30年。この12月には、カレンダーに印を付けておきたい周年商品が二つあります。日本ではポケモンのアートブック全3冊が 2026年12月18日、米国では Pokémon TCG 30th Celebration Binder Collection が 2026年12月4日 に発売予定です。
私たちがずっと気になっているのは、アートブックのほうです。シリーズのゲームビジュアル30年分がまとまっていて、発表を読んだだけで絵を描きたくなりました。そこで、自分たちの生物を4体作りました。バトルに繰り出されたポケモンのように、まず小さく動いて姿を見せ、それから見せ場を作る構成です。どれも趣味で作ったオリジナルデザインで、ポケモンや周年商品とは一切関係ありません。
12月に発売される商品と地域
| 商品 | 情報源の対象地域 | 発売予定日 | 公式情報 |
|---|---|---|---|
| ポケットモンスター ビジュアルアートブック BOOK1–3 | 日本 | 2026年12月18日 | 日本の公式発表 |
| Pokémon TCG: 30th Celebration Binder Collection | 米国 | 2026年12月4日 | 米国の商品紹介 |
2026年10月21日に両方の情報を確認し、10月22日に日本の公式ページをもう一度読み直しました。別々の地域で出る別々の商品なので、世界共通の12月発売日があるわけではありません。注文前に公式ページを再確認してください。
日本のアートブックは株式会社オーバーラップから発売され、副題は「30th anniversary Art Book of Pokémon Video Games developed by GAME FREAK」です。1996年の『ポケットモンスター 赤・緑』から2025年の『Pokémon LEGENDS Z-A M次元ラッシュ』まで、ドット絵、3DCG、イラスト、プロモーションアート、設定資料を収録します。B5判・オールカラーで、価格は各5,500円(税込)。セットではなく1冊ずつの販売です。
アニメーションを作る側としては、まずドット絵のページを開きたくなります。初代のドット絵は数十ドット四方しかなかったのに、シルエットだけでどのポケモンか分かりました。やがて、そのドット絵が動き出します。『クリスタルバージョン』ではバトルに登場するときに短いアニメーションが付き、『ブラック・ホワイト』ではバトルの間ずっとポケモンが動き続けるようになりました。見慣れたポケモンが画面の中で動き続けるのを初めて見たとき、もう一度出会い直したような気持ちになったものです。私たちが再現したかったのは、その感覚です。ひと目で分かる姿と、その子らしさが伝わる動き。
4体のオリジナル生物に、技を二つずつ
ポケモンが覚えられる技は四つ。私たちの生物には二つずつ持たせました。まず分かりやすい小さな動きで登場し、次に一番覚えてほしい得意技を見せます。4体とも24 FPSです。プレーヤーの背景色は表示用で、下からダウンロードできるWebMは透過されています。
Mossglow Moth:静かなホバリングから、光のシャワーへ
キャタピーをバタフリーまで育てた人なら、むしタイプが思いがけず美しくなる瞬間を知っているはずです。この蛾には、そのときの驚きを込めました。葉の形をした羽がシルエットを決めているので、まずはホバリングで羽をじっくり見せます。それから琥珀色の腹部が灯り、ひと羽ばたきで金色の粒子の輪が広がっていきます。一番明るい瞬間でも、印象はやさしいままです。
Pepperpalm Gecko:小走りのあと、得意げに尻尾をひと振り
ヒトカゲを選んだ人なら、尻尾の炎をつい気にしていたはずです。このヤモリは数歩すばやく走り、足を踏ん張って、尻尾で炎の弧を描きます。私たちのお気に入りは、最後のにやりとした顔です。技を決めたあとに得意そうな顔をすると、その技がぐっと印象に残ります。
Prismclaw:爪のひと振り、跳躍、結晶の光
ライバルとのバトルで繰り出したいのはPrismclawです。まず短く爪を振って大きな前足を見せ、それから跳び上がって前足で着地し、結晶の光が消えていく中で立ち上がります。広がる粒子の一部はキャンバスの端まで届きますが、着地する身体ははっきり読み取れます。
Tidebell Newt:思ったより大きくなった泡
初期の作品では、「あわ」は控えめなみずタイプの技でした。このイモリは、それをずいぶん本気で使います。小さく何歩か進み、頬をふくらませて、自分には大きすぎる泡を吹きます。泡が小さな泡に弾けると、一番驚いているのはイモリ自身です。この4体から最初のパートナーを選ぶなら、私たちはこの子にします。
ゲームボーイでも見分けられるシルエットから
ポケモンのデザインは数ドットに縮んでも見分けられます。尻尾の炎、甲羅、背中のタネのように、最初に目が行く特徴があるからです。私たちの4体も同じ考え方で作りました。蛾の羽、ヤモリの尻尾、Prismclawの爪、イモリの首のひだ。それぞれの特徴が、その生物の技を教えてくれました。
コンセプト画像を4枚選び、それぞれピクセル風に仕上げました。入力は 1254 × 1254の透過PNG です。見た目はピクセルアート風ですが、ネイティブの低解像度グリッドで描かれたスプライトではなく、生成された動きで一部の輪郭はさらに柔らかくなります。厳密なピクセルアートのゲームに使うなら、パレットとグリッドの整理を別の工程として用意してください。
長い動作プロンプトを書く前に、二つ確かめてみてください。エフェクトがなくてもその生物だと分かるか。目立つ特徴から動きが思い浮かぶか。どちらも「はい」なら、プロンプトには動作の順番を書くだけでほぼ足ります。
羽、尻尾、ジャンプのための余白
ポケモンにはバトル画面全体という舞台があります。4秒の動画にあるのは正方形のフレームひとつなので、空間は前もって計画しておく必要があります。4本すべてで Expand Canvas を有効にし、出力は1:1のまま、得意技の余白ができるよう各入力画像をキャンバス内で縮小しました。
| 生物 | 入力画像の倍率 | キャンバス内の位置 |
|---|---|---|
| Mossglow Moth | 60% | 中央 |
| Pepperpalm Gecko | 60% | 横中央、縦55% |
| Prismclaw | 55% | 横中央、縦62% |
| Tidebell Newt | 65% | 横42%、縦55% |
数値は画像の倍率と位置の設定値で、見えている身体の大きさを測ったものではありません。イモリを少し左に寄せると右側に泡のスペースができ、Prismclawを下寄りにすると頭上にジャンプの余白ができます。カメラを固定しておけば、その余白は動画の最後まで同じ場所に残ります。
小さな動きのあとに、得意技
ポケモンが繰り出される場面を思い出してください。まず姿を見せて、それから技。私たちの指示も同じリズムで、約1秒の簡単な動作に約3秒の演技を続けました。動作の順番と最後の反応を書き、ぴったり1秒で切り替わることは期待せずに、出力を見て確かめました。
泡を吹くイモリのプロンプトを短くしたものです。自分の生物に合わせて書き換えてみてください。
Keep the same creature design and a fixed camera. Keep the whole creature
inside the frame. Begin with a few small steps in place. Then puff out
the cheeks and blow one large bubble. Let it pop into small bubbles near
the nose, followed by a startled expression and a small head shake.
Use one continuous shot. Leave room for the bubble on the right.
技に個性を与えるのは、最後の反応です。得意げな笑顔、驚いた顔、静かにホバリングへ戻る動き。短い投稿なら、三つ目の攻撃を詰め込むよりこちらのほうが効くことがよくあります。ゲーム用に動作を分けたい場合は、1本の動画から複数の動きを取り出す例で、使える区間の選び方を紹介しています。
光と泡、そして24 FPSを残す
生成結果はどれも 640 × 640、97フレーム、24 FPS で、4秒のリクエストに対して約 4.04秒 でした。プレビューでも書き出しでもこのタイミングには手を加えず、最後の表情まで残しています。
得意技のエフェクトは、たいてい身体から離れていきます。光の輪、炎、結晶のかけら、泡。身体と同じくらい丁寧に確認してください。今回は4つのエフェクトがすべて透過書き出しに残りました。Pepperpalm Geckoの身体は元動画より橙褐色寄りになりましたが、確認したうえで今回はこの版を採用しています。輪郭の色をもっと細かく調整したい場合は、透過アニメーションのエッジ処理を参考にしてください。
どれも短い演技なので、最初と最後のフレームはゲーム用ループとしてはつながりません。その編集作業は歩行ループの例で扱っています。
かかった費用と、ダウンロードできる素材
各生物を Seedance 2.0 Fast、480p、4秒、1:1、Alpha Key で1回ずつ生成しました。1回 36クレジット で、4体のパーティー全体で 144クレジット です。透過書き出しは見積もり・実請求ともに 0クレジット でした。これは今回の実測値なので、ご自身の設定では新しい見積もりと料金ページを確認してください。
| 生物 | 実際の入力 | 透過アニメーション |
|---|---|---|
| Mossglow Moth | PNG | WebM |
| Pepperpalm Gecko | PNG | WebM |
| Prismclaw | PNG | WebM |
| Tidebell Newt | PNG | WebM |
24 FPSのスプライトシートとJSONのタイミング情報も書き出しました。蛾のリモートWebM書き出しが一度失敗したため、ダウンロード用のWebMは成功した透過フレームからローカルでエンコードしています。動きの再生成はしていません。素材記録には寸法、費用、ファイルハッシュを残しています。
あなたの生物にも、最初の動きを
ノートの隅に自分だけのオリジナル生物を描いて、タイプや覚える技まで考えたことのあるポケモンファンは多いと思います。そうした生物のほとんどは、まだ一度も動いたことがありません。約20秒のSNS用動画では、私たちの4体が初めて動く様子を、入力画像を1秒見せてからアニメーション全体を再生する形で紹介しています。
まずはオリジナルのデザインを1体。静かな動きをひとつ、その子らしさが伝わる瞬間をひとつ選び、その瞬間のための余白をフレームに残してください。自分のPNGをAnimGenで試すこともできますし、先に透過アニメーション作成ツールの仕組みを見ておくこともできます。

